日本一甘くて美味しいブルーベリーを届けたい! さわやかブルーベリーファーム市原、5つの挑戦
こんにちは。さわやかブルーベリーファーム市原の園主の根本です。
さわやかブルーベリーファーム市原は、「日本一甘くて美味しいブルーベリー」をあなたにお届けできるよう、日々研究を重ねています。
言うのは簡単ですが、実際にそれを実現するのは、簡単なことではありません。
試行錯誤の末、糖度18度(マンゴーごえ)を達成した当園の取り組みを、ご覧ください。
さわやかブルーベリーファーム市原は以下の5つのことに挑戦しています
挑戦1.土を使わない、ブルーベリーが最も生き生きと育つための土壌づくり
ブルーベリーの原産国の土壌を再現するために、土を使わないでブルーベリーを育てています。「固形倍耕地(こけいばいこうち)」という栽培方法を取り入れています。
固形倍耕地とは?
土の代用品となるものを利用した栽培方法をのことです。
ロックウール等の無機物やピートモス、ヤシ殻等の有機物を使って栽培する方法です。
根が育成しやすい環境を実現できます。
なぜ土を使わないの?
稲作文化の日本の土壌は、水持ちのよい粘土質の土壌がほとんどです。
ブルーベリーの原産国に似た土壌が、ほとんど日本に存在しないので、ブルーベリー栽培に適した土壌にするために、毎年ピートモス等が大量に必要になるんです。
土のかわりに何を使うの?
アクアホームと言う、フェノール樹脂に有機酸とノンフロン系発泡剤を加えて作られた素材を使います。
無害の物質で環境基準にも適合した商品です、焼却しても塩素系化合物を含有しないのでダイオキシンも発生しません。
根にとって、常にサラサラ状態の土壌が半永久的に維持されるので、育成に必要な根がすくすく育ち、元気で勢いのある枝が育ちます。
元気なブルーベリーを育てたいから土壌選びに気を使いました。
挑戦2.ポット栽培で、美味しいブルーベリー作り
苗木会社から届いた苗木の植え付けした様子。
まだまだ細い苗木です。
ポット栽培をすることで、ブルーベリーに最も重要な水はけと保水のよい環境を維持することで、原産国の土壌を再現し維持しています。
ポット内の空気量が多くなる
1年4か月経過した苗木が育った様子。
植物が育成するのに最適な土壌を常に保てます。
ポット内の空気の量が土に比べて非常に多いという特性があり、酸素量が多いので根腐れの心配がなくなります。
ブルーベリーの根は細根と呼ばれるものが殆どで、太い根が少ないんです。
ポット全体を細根が覆い栄養を吸収しやすくなるようにしています。
根がしっかり育つことで、葉先までしっかり水分と養分が運ばれ、根も葉も実も生き生きとした健康な姿になります。
驚くほど成長が早くなります。
水分たっぷりでジューシーなブルーベリーが実ります。
木が高くなり過ぎないように樹高を抑えて、楽しく摘み取りをしていただく工夫もしています。
挑戦3.養液栽培でしっかり水と栄養を与える
養液栽培とは、肥料を水に溶かした培養液を使用して作物を育てる方法です。
必要最低限の肥料で済ます
ブルーベリーの好む酸性溶液と専用肥料の原液を作り置きし、養液と水を各ポット(鉢)に点滴のように自動潅水装置を使い、効率よく毎日水と肥料を与えます。
季節によって潅水の間隔を変えて最適な水分と養分を与えています。
効率よく栄養を与えることに気を使います。
原産国の土壌が再現されていることで、ブルーベリーがもともと持っている潜在能力が発揮され、育成スピードが格段に速くなります。
ブルーベリーは小粒で、酸っぱいイメージを払拭するために、大粒で美味しいブルーベリーを収穫するための工夫です。
美味しい実を付けてもらうために、肥料の配合方法や点滴時間と回数などいろいろと季節によって変えています。
挑戦4.元気な枝を育て、栄養を一粒一粒に行きわたらせるために、枝や花の数を減らします
冬・元気な枝を育てる選定
剪定とは、おいしいブルーベリーの実をつけてもらうため枝を切ることを言います。
美味しいブルーベリーを育てるために、古くなった枝や無駄な枝の取り除き、元気で優秀な枝を残し樹形を整えます。
そして1本1本の枝にある花芽の数も調整もします。
枝に十分な栄養が行き渡るようになり、元気なつぼみに成長してくれます。
春・大きな実を付けさすための摘花・摘果
摘花とは、実になる花を減らすことを言います。
摘果とは、元気な実を大粒にするために減らすことを言います。
ブルーベリーは一つのつぼみから5つ以上の花を咲かせ、その花が果実へと成長していきます。
春に花の数を減らします。なぜなら残した果実に栄養を十分に行きわたらせるためなんです。
実がついてから元気な実を育てるために、小さな実や元気のない実を再度摘み取ります。
これはひとつひとつの実に甘みを集中させ、大粒で張りのあるブルーベリーを作るために必要な作業なんです。
夏・収穫時期
収穫期。色つやが良く、青紫色のブルーベリーが木になっている。美味しそうだな‥‥。
出荷を中心とする農家さんは完熟前のブルーベリーを収穫する方がいらっしゃいます。
完熟ブルーベリーをお食べいただきたいので、実を支えているかがらと言われる小さな枝が赤くなるのを待ってから摘み取りです。
実をちょっと触ってポロっと落ちたら食べごろです。
剪定・摘花・摘果といろいろな作業があります。これの作業が大変なんでが、美味しいブルーベリーを作るためには、とても大切なんです。
挑戦5.防草シートを敷いて雑草を農園に生やしません
さわやかブルーベリーファーム市原では、雑草を生やさないように育てています。
除草剤を散布しない工夫
ふつう除草剤(農薬)を散布して雑草を枯らすか、草刈り機等で雑草を刈り取ります。
でもさわやかブルーベリーファーム市原では、摘み取り農園内に防草シート敷にしているので、
除草剤の散布を行いません。シートやポットの草は手で摘み取りを行っています。
あっという間に伸びてしまうので、これが意外に大変なんです。
ポット内を清潔に
ポット内はブルーベリーにとって、最適な環境になっています。
雑草にとっても最適な環境であることに違いがありません。
ブルーベリーに十分に養分を与えたいので、草取りが必要なんです。
もちろん、徹底した手入れが必要です。草取りは手作業で行っているので、大変なんです。
でも、おいしいブルーベリー作りのために努力は欠かしませ。
園内をいつもきれいに保ちます
園内をきれいに保つことを心がけています。
冬に落ち葉を集め、害虫が冬に住み着く環境を減らしています。
減農薬するために冬の農園内を、きれいにしておくことを大切にしています。
ブルーベリー狩りにおこしください!
甘くて美味しいブルーベリーがあなたをお待ちしています